1000年ぶりだねぇ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 監督(東京都)

モンゴルで1000年前の建築材出土…城跡から

モンゴルにある遼(契丹)時代のチントルゴイ城跡で、11世紀に建てられた城門の基礎に使われた木材が、日本の調査隊によって発見された。

1000年前の建築材が見つかるのはモンゴルで初めて。

木材は針葉樹で、切石の上に横倒しで置かれていた。直径約25センチ、長さは約1メートル(推定全長5〜6メートル)。
70センチの間隔で二つのほぞ穴があり、2階建ての楼門を支える構造材「根太」とみられる。

発掘した千田嘉博・奈良大教授(城郭考古学)は「周辺は現在草原だが、当時は森に囲まれたオアシス都市だった可能性が高まった」と話している。

奈良大を中心に、札幌学院大、東北学院大などが8月3〜20日に現地で発掘調査をしていた。
チントルゴイ城は、10〜12世紀に現在のモンゴル、中国北部、ロシアに版図を広げた遼が11世紀に築いた。

南北約1250メートル、東西約650メートルの長方形で、高さ約6メートルの城壁に囲まれていた。
13世紀のチンギス・ハーンの時代にはすでに廃虚となっていた。

(2010年8月31日15時01分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100830-OYT1T00654.htm