正倉院、100年ぶりの本格修理へ
2011年度から予定されている国宝・正倉院(奈良市)の約100年ぶりとなる本格修理のため、
宮内庁は31日、同年度予算の概算要求に3億6000万円を盛り込んだと発表した。
4年かけて屋根を改修するもので、総額7億7000万円を見込んでいる。
正倉院は、聖武天皇ゆかりの宝物を納めるため、8世紀中頃に建立された。
同庁によると、1913年(大正2年)以来の大規模な修理で、約3万7000枚の屋根瓦をふき替え、瓦の重みで下がった軒先も補強する。
初年度は、正倉院全体を覆う仮設の小屋を建て、瓦を取り外すという。修理の様子は一般に公開される予定。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100831-OYT1T00851.htm (2010年8月31日19時21分 読売新聞)