15年ぶりだねぇ

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1 監督(東京都)

円、大幅反発し84円台前半 東京市場でも15年ぶり高値

31日の東京外国為替市場で、円相場は大幅反発した。17時時点では前日の同時点に比べ91銭の円高・ドル安の1ドル=84円20〜23銭近辺で推移している。
日銀の追加緩和策が市場予想の範囲内にとどまったことや、内外の株安を手掛かりに円買い・ドル売りが広がった。
月末とあり国内輸出企業による円買い・ドル売りも加わり、円は一時84円06銭前後と東京市場の動きとしては1995年6月以来およそ15年2カ月ぶりの円高水準まで買われた。

米景気の先行き不透明感を背景に、前日の米株式相場は下落し、日経平均株価も300円超の大幅安となった。
アジア諸国・地域の株式相場も総じて下落し、投資家がリスク回避姿勢を強めたため、資金の退避先として円を買う動きが加速した。

ロイター通信は31日夕、池田元久副財務大臣の発言として「急激な変動には断固たる措置をとらなければならない」と報じた。
政府・日銀による円売り介入への警戒感が高まり、買い持ち高を縮小する目的の円売りが出て、上げ幅を縮めた。
9〜17時時点の円の安値は84円66銭近辺で、値幅は60銭程度だった。

円は対ユーロで5営業日ぶりに大幅反発した。
17時時点では同1円75銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=106円60〜63銭近辺で推移している。
内外の株式相場の下落を受け、投資家が運用リスクを取りづらくなるとの見方が強まった。
低金利の円はユーロなど相対的に金利の高い通貨に対して全面的に買われた。

ユーロは対ドルで5営業日ぶり反落した。17時時点は同0.0074ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.2657〜60ドル近辺で推移している。
株安を理由に投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方からユーロ売り・ドル買いが優勢となった。〔日経QUICKニュース〕

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C938181E29B9F94E2E48DE1E3E2EAE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2