民主代表選 地方議員、菅氏支持
県連臨時大会でがんばろう三唱をする出席者=岐阜市長良福光
9月1日告示、14日投開票される民主党代表選について、同党県連所属の県議と市議、町議計24人でつくる地方議員団は28日、
岐阜市内で会合を開き、菅直人首相を支持することで一致した。
同日、園田康博県連代表に、所属の国会議員も菅首相を支持するよう要請した。
週明けにも、改めて文書で申し入れる。
地方議員団は、菅首相の続投を求める理由として、
(1)首相を頻繁に代えるべきではなく、菅首相に引き続いてリーダーシップを発揮してほしい
(2)小沢一郎前幹事長は政治とカネの問題がはっきりしておらず、そうした状況で首相になることは地方議員からみて理解が難しい、という2点を挙げた。
県連所属の国会議員に対しては、総支部ごとに誰が代表にふさわしいか議論したうえで、「地方議員の声を受け止めて投票先を決めてほしい」と求めている。
県議の伊藤正博前幹事長は、菅首相と小沢氏の一騎打ちが予想される今回の代表選について、「党を二分する選挙はするべきでない。
中央に地方の声が届いていないのではないか」と批判する。
県連は今年4月、全国の県連として初めて、当時の鳩山由紀夫首相に対し、政治とカネを巡る問題で支持率が低下したことなどを指摘し、
執行部の体制刷新を求める申し入れをした経緯がある。
代表選は、議員票と党員・サポーター票合わせて1224ポイントの多数獲得を目指して争われる。
地方議員が持つポイントは1人約0・04ポイントで、地方議員団24人合わせても約1ポイントにとどまる一方で、国会議員は1人2ポイントを持っている。
現在、県連所属の国会議員は9人。柴橋正直衆院議員らは菅首相を、笠原多見子衆院議員らは小沢氏を支持する意向を明らかにする一方で、
園田康博代表ら態度を明らかにしていない議員もいる。
地方議員団の要請が受け入れられるかは不透明だ
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