チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山落盤事故で、地下約700メートルに閉じ込められている作業員が
29日、地上で無事を祈る家族とインターホンで会話した。
作業員と家族が直接話したのは5日の事故発生後初めて。インターホンは1回線しかないため、
通話は各家族から1人、時間も2〜3分間に制限された。
「『(地上に)戻ったら結婚式の話をしよう』と言われた」と、夫エステバン・ロッハさん(44)との会話を振り返るのは妻ジェシカ・ヤニさん(43)。
ロッハさんは先に送った妻あての手紙で「救出されたらすぐに、25年前に(貧しくて)できなかった結婚式を挙げよう」と書いていた。
ヤニさんは「うれしかった。声を聞けて夫は本当に生きていると実感した」と感極まった様子だった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100830-OYT1T00461.htm