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412 VSS(長屋)
【米】「冷害ヤバイ」→「猛暑で豊作ヤバイ」→「酷暑で品質ガタ落ちヤバイ」


猛暑続き、コメ品質懸念 東北 「水管理の徹底を」

 記録的な猛暑が続く中、東北の穀倉地帯で水稲の品質を懸念する声が出ている。高温多照で生育は順調だが、連日の
高温に稲もばて気味。米粒が乳白色に濁る高温障害が出る可能性が高まり、病害虫の発生も懸念されている。刈り取り時期を
目前に控えて各県は水管理を徹底し、地温を調整するよう呼び掛けている。
 仙台市若林区荒浜地区。水田は既にうっすら色づきつつある。「今年は9月5日ごろに刈り取れると思う。いつもの年より
1週間ほど早い」。区内の農事組合法人荒浜農産の二瓶幸次専務理事は穂を手に取って言う。
 しかし、表情はさえない。「確かに高温多照で生育は良く、例年より収量はあるだろうが、品質の低下は避けられないと思う。
これは稲刈りをして、もみを乾燥させてみないと分からない」
 宮城県によると、最高気温が30度、最低気温が25度より高い日が続くと、高温障害が起きやすい。特に出穂
(県全体8月3日)後は夜間の気温が重要。高いとデンプンの蓄積が抑えられ、米粒が乳白色に濁る「白未熟粒」になるという。
 仙台管区気象台によると、30日現在、仙台で最低気温が25度以上だった日は8日に上り、1931年の観測開始以来、
年間最多を記録した。気温の高い状態は9月初めまで続くとみている。
 乳白色に濁る高温障害は、猛暑だった94年にも発生。東北農政局によると、宮城県産うるち玄米の1等比率は例年の
70〜90%を大きく下回る48.6%にとどまった。
 宮城県は水田の土壌の温度を下げるため、水管理の徹底を呼び掛ける。荒浜農産の水田は昼夜通して用水路からの
水を田に掛け流し、地表の温度を下げている。「土壌の温度は数度下げられ、10度近くに抑えられる」と二瓶さんは言う。
 福島県は12日付で、県内全域で斑点米カメムシ類の発生が「やや多い」として、注意報を発表した。カメムシはもみに
針を刺し、汁を吸って、米に斑点を残す。気温の高さで活動が活発化したとみられる。
 宮城県農産園芸環境課は「今はもみに実が入る重要な時期。水による田の温度管理を徹底してもらいたい」と強調する。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100831t71026.htm