松井「好調持続なら再契約」 地元紙報じる
2010.08.28
今季末で1年契約が切れるエンゼルスの松井秀喜外野手(36)の来季契約更新について、26日付の地元
紙ロサンゼルス・タイムズは、「チームは難しい決断を迫られることになる」と報じた。
同紙は、「もし松井が最近の好調を9月まで続け、今季の長いスランプの記憶をかき消すならば、チームは
もう1年松井と契約する気になるだろう」と推測している。
今季前半、松井は打撃不振に悩まされたが、8月に入って本来のスイングを取り戻した。最近9試合33打席
で、2本塁打を含む17安打を放ち、打率は・243から・266まで急浮上(同日現在)。ソーシア監督は、「松井
はわれわれの期待していた成績には達してはいないが、非常に近い数字を出してくれている。決して期待外れ
ではない」と評価する。
同紙は松井の契約更新について否定的な要素として、1年600万ドル(5億1000万円)という年俸や、来年
37歳となる年齢などを挙げる。
また、今オフの補強策として、得点力のある俊足外野手の獲得を目指しており、レイズのクロフォード外野手
が有力候補としている。しかし、獲得に失敗した場合、松井との再契約の可能性は高くなると予想している。
「最近数週間の活躍ぶりで大きく印象を変えた。もし松井がいなくなったら日本人報道陣40人がいなくなって
記者席はガランとなってしまうし、日系企業の広告収入もなくなってしまう」と、契約更新への好材料も挙げている。
さらに、松井が他球団にとって魅力的な打者であるとも評価。「移籍するなら打者有利の本拠地球場を持つ
オリオールズを選ぶのが合理的な判断。安定した打点を稼げるDHを探すことに苦戦している球団は多い」とも
分析している。
意外にも松井の今オフはバラ色?!
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