小沢氏が代表選出馬 県内議員は「菅氏支持」優勢
■県連「民意の否定に」
県内の民主党国会議員で、菅首相支持を鮮明にしたのは柚木道義、高井崇志、津村啓介、花咲宏基の各衆院議員。
党県連代表の柚木議員は「民意は菅首相続投を求め、小沢氏出馬を望んでいない」としたうえで、
「代表選は政権交代を維持するか否かの選挙。小沢氏が代表になるなら政権交代の民意の否定になる」と話した。
県連幹事長の高井議員は「誰が代表にふさわしいか有権者の声を聞いているが、地元はほぼ百%菅さんだ」と話す。
そのうえで「代表選があることはいいことだ。いろんな意見を出し、首相への注文も含め議論を戦わせればいい」と述べた。
津村議員は「菅さんは国民目線を持った政治家。自分の言葉でオープンな政策議論ができる人だ」と語り、選挙対策メンバーとして活動する考えを示した。
花咲議員は同日午前、他の1回生議員らと菅首相と面談し、支持を決めたという。
「国会議員の定数削減や企業・団体献金禁止などを盛り込んだ提言書を我々が渡すと、しっかり受け止めてくれた」。
小沢前幹事長の出馬については「陰で影響力を持っていると言われてきたので、代表選では自身の政策や政治姿勢をみんなの前で訴えて欲しい」とした。
一方、小沢氏が党代表だった2007年に初当選し「小沢チルドレン」の一人と言われる姫井由美子参院議員の事務所は「取材には応じられない」とした。
姫井議員は同日、自身のブログに「私たちの代表は小沢一郎議員しかいない」などと書き込んだ。
7月の参院選で菅首相との密接な関係をアピールし「菅政権を安定させる」と強調していた江田五月参院議員は現在、中国を訪問している。
http://mytown.asahi.com/areanews/okayama/OSK201008260142.html