99歳所在不明 約13年にわたり年金支給 岐阜・羽島
所在不明の高齢者が全国で相次いでいる問題で、岐阜県羽島市の男性(99)が1994年ごろから
行方不明になっていることがわかった。男性には、これまで約13年分の国民年金が支給されていたという。
支給額は少なくとも計700万円以上になるとみられる。同市は24日、男性の住民登録を職権で削除した。
市によると、感謝状と記念品を渡すため、今年度内に100歳以上になる市民を対象にした調査で判明した。
家族は「県警に捜索願も出し、生きていることを願って捜していた」などと話したという。男性には昨年、
市から99歳の祝い金として1万円が贈られ、家族に渡されていた。
また、市が家族に聞いたところ、男性が行方不明になってからも、家族が社会保険庁(現日本年金機構)に
「現況届」を提出し、年金が支払われていた。途絶えた時期もあったが、家族は年金を受け取る一方、
男性の後期高齢者医療保険料などを払っていたという。
http://www.asahi.com/national/update/0825/NGY201008250003.html