都会のクリエイターさま、温泉で創作活動いかが
湯治をしながらセカンドオフィスで仕事をしませんか――。
宮城県大崎市の東鳴子温泉で、町おこしグループ「NPO法人東鳴子ゆめ会議」が、都会のクリエイター
らに温泉旅館の部屋を事務室として格安で一定期間貸し出す。
温泉は入り放題。同NPO理事長の大沼伸治さん(47)は「心と体をリフレッシュさせて創作活動に打ち
込んでほしい」と話している。
オフィスとなるのは東鳴子温泉の「旅館大沼」の部屋。6畳間を2室程度提供。食事なしで1か月7万
4000円。貸出期間は8月22日〜10月22日。
30年ほど前までは農業者や漁業者が家族で訪れ、1か月近く滞在していたが、近年は客が激減。湯治
場の風情が残る温泉宿を格安料金で東京などの都市に事務所を持つ作家やイラストレーターなどに第二
のオフィスとして使ってもらうことを発案。かつての文豪が温泉旅館にこもり名作を生み出したように、湯治
場には創造的な仕事を触発する要素があると考えたという。
現地は山あいで、夏の平均気温は東京より約5度低く、避暑にもなる。秋は見事な紅葉が楽しめる。希
望すれば農作業なども体験できるという。問い合わせは、旅館大沼(****・**・****)へ。
(2010年8月21日07時09分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100821-OYT1T00137.htm