マイクを逆さまに持ってクチパクがばれた歌手が自殺未遂

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1 営業職(東京都)

マイクを逆さまに持ってクチパクがばれた歌手が自殺未遂

中国では歌手のクチパク行為を厳しく規制している。2008年オリンピックで開会式で少女のクチパク行為が発覚して以来、
国を挙げてクチパク撲滅に乗り出している。中国政府文化省は厳しく取り締まる法律を制定し、すでに罰金刑に処されている歌手もいるのだ。

そんななか、中国で初めてクチパク容疑で罰せられた女性歌手が、自殺未遂をした。彼女は手首を切り、現在も昏睡状態のままだという。
彼女は厳罰によるストレスで死のうと考えたとみられている。無名にもかかわらず厳しく裁かれた彼女に同情の声があがっているようだ。

自殺未遂をしたのは中国の若手歌手ファン・ジユアンさん(21歳)。彼女は昨年9月、四川省の成都(せいと)で開かれた女性歌手の
祭典でステージに立った。その際に、あろうことかマイクを逆さに持ってしまい、それに気付かずに歌唱を披露。
聞こえないはずの歌声が聞こえることから、クチパクの事実が発覚した。
今年に入って、文化省がクチパクを禁止する法律を施行し、彼女は摘発され罰金5万元(約63万円)の刑に処されたという。

彼女は幼い頃からエンターテイメントの世界で活躍することを夢見ていた。5歳のときから劇団に入り、上海の映画学校を経て
北京の芸能企画会社と契約。しかし、まったく売れる見込みがなかったようだ。

そして8月12日の深夜、彼女は自宅の風呂場で手首から血を流している姿で発見された。ルームメイトの通報により、すぐに
病院に担ぎ込まれたが出血多量により現在も意識不明。警察の調べによると、「まったく売れる見込みがない上に、
クチパクの罪で窮地に立たされ、死のうと思ったのではないか」と、動機について説明している。

彼女の自殺未遂について、インターネットユーザーは同情しているようだ。というのは、一部の有名歌手がクチパクをしていても
まったく摘発されることはなく、現在もクチパクを続けているという。「無名歌手を裁くとはひどい」、
「彼女を捕まえたのは見せしめではないか」との声も上がっているようだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/4949398/