イオンやヨーカ堂、円高還元セール 食品半値も
イオンやセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂などスーパー各社が
円高還元セールを実施する。イオンとヨーカ堂は16日からの7日間、
全国の店舗で円高に伴い仕入れ価格の低減が見込める海外産の食品などを値下げする。
食品スーパー大手のサミットも28日から2日間全95店で実施する。
イオンは全国の「ジャスコ」約300店で円高還元セールを実施する。
食品を中心に最大50品目を通常価格より10〜30%程度安くする。
22日まで実施する予定だが、為替相場次第ではセール期間の延長も検討する。
割引対象品の一例としては、通常238円のチリ産サーモン(100グラム)を178円に、
128円の米産ブロッコリー(100グラム)を88円に下げる。
ヨーカ堂は全国161店で食品の約20品目を通常の価格より1〜5割値下げする。
南アフリカ産のグレープフルーツ(1個)は12%安い88 円、
オーストラリア産の「牛モモ切り落とし」(100グラム)は51%安い98円で販売する。
18日からは住居関連用品の約10品目を追加する。
サミットは約10品目を想定しており、海外産の野菜や魚など食品から現在、対象商品を選定している。
スーパー各社は猛暑効果で売り上げを回復しつつあるが、前年実績を上回るほどの力強さはない。
このため円高還元セールを売り上げ増に結びつけたい考えだ。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E3E1E2E4878DE3E1E2EAE0E2E3E28698E0E2E2E2