エイズ患者、四半期で最多の129人 4〜6月
2010/8/13 20:21
厚生労働省のエイズ動向委員会は13日、今年4〜6月に新たに報告されたエイズ患者は129人で、
四半期としては2004年7〜9月(126人)以来の過去最多を更新したと発表した。
エイズウイルス(HIV)の検査件数と相談件数は減少傾向が続いた。
同委は「国民の関心低下により、HIV感染段階ではなくエイズ発症段階で発見されるケースが増えており、
検査体制の見直しが必要」と分析している。
新規のエイズ患者129人のうち、同性間の性的接触による感染が68人で最も多く、異性間の性的接触が35人で続いた。
新規のウイルス感染者は263人で、このうち同性間の性的接触が175人で最多だった。
年代別では20〜30代が全体の約7割を占めた。4年ぶりに母子感染が1例確認された。
感染の有無を調べる抗体検査は約3万2千件で、1〜3月より約2千件増加。
相談件数も約4千件で1〜3月より約2千件増えたものの、前年同期比では検査は約5千件、相談は約9千件減少した。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E1E2E1E58DE3E1E2EAE0E2E3E29180EAE2E2E2;at=ALL