夏休み、6割超が自宅でゆっくり 景気不安で巣ごもり志向
今年の夏休みは6割超が「自宅でゆっくり」―。
景気が持ち直す中でも休みは“巣ごもり”志向が強いことが、
明治安田生命保険が9日発表した調査で浮き彫りになった。
理由は「出費がかさむ」が昨年比17・1ポイント増の約53・4%でトップ。
同社は「景気の先行きに対する不安から、家計の引き締めが続いている」と分析している。
調査(複数回答可)によると、休みを「自宅でゆっくり」する人が61・8%とトップで、
「帰省」38・2%、「国内旅行」37・7%が続いた。「帰省」の場合でも交通費は
2006年の調査開始以来、最低の2万6352円に落ち込んだ。
高速道路無料化や自動料金収受システム(ETC)割引により、
高速道路を使う人は50・2%と2年連続で5割を超えたのに対し、
飛行機や新幹線は減少が続いている。一方で、子どものいない既婚者は
「自宅でゆっくり」が13・9ポイント減少し、国内・海外旅行が6・1〜9・5ポイント増加。
未婚者も国内旅行や遊園地などに出掛ける人が増え、
同社は「子どものいない世帯が日本経済をけん引するのでは」とする。
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010080901000664.html