催眠商法使い高齢者に高額商品 県警、容疑で福岡の社長ら逮捕
高額な商品を販売する目的を隠して高齢者を集め、購入を勧誘したとして、県警生活環境課や諫早署などは1日、
特定商取引法違反(目的隠匿勧誘)の疑いで福岡市博多区の健康器具販売会社「マーベラスファミリー」社長、藤原康介容疑者(35)=同市中央区=ら関係者5人を逮捕した。
県警によると、同社は昨年1月から今年6月にかけ、1道1府39県の40〜90代の男女約800人に健康器具を販売し、売り上げは2億円以上に上るという。
逮捕容疑は1月15日、諫早市内の無職女性(87)ら十数人を「無料で商品を差し上げます」などと近くの民家に誘い出して湯飲みなどを配った上、
うち3人に対し「血行が良くなる。無料ではやれない」などとネックレスや入浴器具を一つ22万8千円で購入するよう勧誘した疑い。
3人が購入した商品は2万円程度で市販されているものという。
県警によると、同社は2003年設立。従業員数は二十数人。架空の会社名を名乗って主に高齢者を民家に集め、
「欲しい人はいますか」などとあおって無料品を配った後に高額商品を売り付ける「催眠商法」を繰り返していたとみられる。諫早市内では「サンワ堂」を名乗っていた。
今年に入り、長崎市や雲仙市などでも警察や消費者センターに相談が寄せられていた。
ながさきニュース:
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100802/03.shtml