元サムスン電子常務・吉川良三氏「日本がものづくりで韓国に負ける理由」

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1 鵜飼い(東京都)

元サムスン電子常務・吉川良三氏「日本がものづくりで韓国に負ける理由」

グローバリゼーションとデジタライゼーションという大きな潮流の中で、なぜ韓国企業は伸し上がり、日本企業は長い
低迷に喘いでいるのか。元サムスン電子常務で、東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研
究員の吉川良三氏が、2010年6月10日、グロービス経営大学院の学生を対象とした講演会に登壇。気を吐く韓国企
業の勝因を内側から支え、見続けた経験を踏まえ、語った。

本日は皆さまとお話しできる機会を与えていただき、大変感謝しております。本当なら勤務を終えて一杯飲もうといっ
た時間なのに、ふたたび授業のようなものを聞くのは大変かと思います。ですから今日は、何かひとつでも皆さんのお
役に立てるような話をしていきたいと思っています。『危機の経営 グローバル市場を見据えたものづくり』というテーマ
ですが、最近は皆さんも新聞やテレビのニュースで、韓国のサムスン電子やLG電子が大変躍進していて、日本がい
かにもだめになっているといった論調をずいぶん目にしていると思います。

 たしかに、携帯電話、テレビ、液晶パネルといった分野では本当に敵いませんが、何故そのようになったのかをほと
んどのかたが分かってらっしゃらない。私はたまたま縁あって、1987年にサムスン電子の李健煕会長と知り合いまし
た。その後ときどき韓国へサムスンを見に行っていたのですが、当時は本当にひどい会社でした。とにかく会社の体
を成していなかった。最初は三星電子と言われても、三ツ星ベルトと間違えて「どうして韓国で長靴をつくっているんだ
ろう」なんて思っていたぐらいでしたから。

続きはソース
http://news.livedoor.com/article/detail/4928730/