カード情報1万2千件盗まれる 中国などから不正アクセス
インターネットを使って買い物ができる「ネットスーパー」事業を手掛けるネオビート(大阪市)は、自社のウェブサイトが
国内と中国から不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報約1万2千件が盗まれたと発表した。被害を受けたのは
ネオビートのほか、同社がネットスーパーの運営を請け負うユニー、イズミヤなど7社。
ネットスーパーは、自宅で買い物が完結する便利さから、共働き世帯や高齢者などに好評。関係者によると、市場は2007年
ごろから急拡大しているが、顧客情報が大量流出したのは初めて。各社の取引システムの信頼性や情報管理の在り方が問われそうだ。
ネオビートによると、7月24日夕刻から26日未明にかけて、サイトが合計3万回もの不正アクセスを受け、カードの名義、
番号、有効期限などの情報が8社合計で1万2191件盗まれた。
同社はクレジットカード会社の指摘で情報流出を把握。今月4日、大阪府警に被害届を出したが、社内調査などで発生から公表まで
10日程度かかっており、対応の遅れは否めない。
被害の内訳は、ユニー(愛知県稲沢市)が6272件、イズミヤ(大阪市)が4720件。以下、大近(同)395件、マルエツ
(東京)237件、琉球ジャスコ(沖縄県南風原町)187件、不二商事(大阪府寝屋川市)179件、フジ(松山市)125件。
山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_k/news/d/2010080401000561/