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イクヒカリ収穫期　鹿屋市吾平町

鹿児島県鹿屋市吾平町で、早場米「イクヒカリ」が収穫期を迎えた。
地元では今季からコシヒカリに替わる早場米の主力とし、お盆までに約４２０トンの出荷を見込む。

ＪＡ肝付吾平町（休坂義数組合長）によると、県内では早場米の大半をコシヒカリが占めているが、
イクヒカリはコシヒカリ同様に食味に優れ、コシヒカリよりも収量が多く、倒れにくいなどの特長がある。

同ＪＡの水稲部会は米価低迷の打開策として２００７年から試験的に栽培し、
今季から全面的に作付け品種を変えた。県内ＪＡでイクヒカリを主力にしたのは初めて。
梅雨期の日照不足の影響が懸念されたが、生育は順調という。

約２２ヘクタールの水田で栽培する同市吾平町の生産者、
福元康光さん（５４）は「梅雨の大雨でも影響が少なく作柄は良い。
イクヒカリに期待したい」と話している。

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