私教育における左翼講師の元祖は、386世代(1990年代に30代で80年代に大学に通っ
た60年代生まれの世代)だ。大学卒業後、まともな職に就けなかったこの世代は、食べて
いくために予備校業界の道へと足を踏み入れた。入試で論述の割合が高くなったことで、
学生時代に金日成(キム・イルソン)主体思想の学習や討論を通じ、「言葉を駆使する方
法」に精通した彼らが、言語領域、論述領域で頭角を現わしたというわけだ。386世代は、
1990年代後半から急浮上したソウル市江南区大峙洞にある複数の予備校を通じて注目を
集め、「インターネット講義」のブームに乗り、活動の場を全国に拡大していった。盧武鉉
(ノ・ムヒョン)政権で彼らと同じような考え方を持つ大統領府秘書官が、「386運動圏(民主
化運動に従事した人たち)が私教育市場を掌握した」と口にするほどだった。
【コラム】私教育も左派の手に落ちた韓国(下) | Chosun Online | 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/news/20100730000055