ドル一時86.25円まで下落、市況2板民も地獄まで下落か
[東京 30日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から下落した86円半ば。一時86.25円まで下落して昨年12月1日以来8カ月ぶり安値をつけた。
ドルの下落基調が続いていることに加え、東京市場では輸出企業の円買いがドル/円を押し下げたという。
東京市場のドルは86円後半からじりじりと下落。正午過ぎに16日の安値を下抜けて8カ月ぶり安値をつけ、昨年11月27日につけた15年ぶり安値の84.82円に接近した。
海外市場でドルが売られた流れが続いたことに加え、東京では輸出企業の円買いが目立った。
市場では、輸出企業が今回の決算発表で、ユーロ/円の想定レートを相次ぎ円高に修正していることが、最近のユーロ/円下落の一因との声が出ている。
予想以上のユーロ安/円高が進んだことで企業の想定レートと実勢のかい離が大きくなり「一部輸出企業が円を手当てできない状況が続いていたが、
想定レートを実勢レベルに引き下げることで、再び円を手当てする動きが足元で出始めている」(都銀)という。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20100730-00000296-reu-bus_all