ロンドン(CNN) ツイッターの最高齢ユーザーとされ、世界中のファンから親しまれていた英
国のアイビー・ビーンさんが28日に死去した。104歳だった。
ビーンさんはイングランド北部ブラッドフォードの老人ホームに暮らし、フィッシュ&チップスを
食べたり庭に座って過ごしたりといった日常生活の話題をツイッターでつぶやいていた。その温
かく親しみやすい口調で多くのファンを獲得し、5万7000人が読者として登録していた。
ポップスターのピーター・アンドレの大ファンで、これを聞きつけたアンドレさんがビーンさん
に面会に訪れたことも。ツイッターのプロフィールには、アンドレさんから額にキスされてうっ
とりしている自分の写真を掲載していた。
2週間前に黄疸の症状が出て入院し、老人ホームのパット・ライト所長がツイッターへの投稿を
引き継いでいた。数日前にホームへ戻ったが、回復することはなく、ライト所長はツイッターで
28日、ビーンさんが午前12時8分、「安らかに」亡くなったと発表した。
ビーンさんは102歳でフェースブックにデビューし、ツイッターの方が簡単だという理由で間も
なく乗り換えた。実際にツイッターで最高齢だったのかどうか確認するのは難しいが、その年齢
から注目の的になり、各国のマスコミから取材依頼が殺到。フェースブックにも2万5000人から
友達リクエストが寄せられていたという。
昨年CNNのインタビューで、インターネットは人と連絡を取り合うための優れた手段だと話して
いた。ホームでは昨年行われたフリスビー大会で金メダルを獲得し、任天堂のゲーム機Wiiでボ
ウリングを楽しむ日々だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100729-00000002-cnn-int