カゴメ <2811> は22日引け後、11年3月期第1四半期(10年4−6月)決算を発表。
連結営業利益は前年同期比4.3%減の26億8200万円となった。
野菜飲料などを手掛ける飲料事業、トマトケチャップなどを手掛ける食品事業ともに増収となったことから
連結売上高は同2.4%増の462億7600万円となったが、既存商品の活性化や新商品向けに広告宣伝費が増加し減益となった。
ただ、費用の増加は計画の範囲内であるとして、10年9月中間期・11年3月期業績予想は従来見通しを据え置いた。
9月中間期の連結営業利益予想は前年同期比17.1%減の44億円、11年3月期連結営業利益予想は前期比7.9%増の69億円。
なお同社は、オーストラリア最大手の生トマト加工・販売メーカー「セデンコ・オーストラリア」と同社にトマトを供給している「SSファームズ」の2社を、7月30日付で買収すると発表した。買収金額は約72億円。
グローバルな競争力を向上させ、アジアを中心とした海外への輸出を拡大する。今回のの買収による業績への影響は軽微としている。
22日終値は3円高の1581円。
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