なぜデキる部下ほど査定面談で腹を立てるのか
優秀な部下の査定面談には、特に注意が必要なことを知っているだろうか。
彼らをさらに伸ばすかどうかは、上司の話術にかかっているのだ。
■査定フィードバックは、部下を伸ばす絶好のチャンス
部下を評価し、面談などを通じて本人にフィードバックする作業は、上司にとって非常にストレスのたまる仕事である。
特に部下を伸ばす建設的な面談は難易度が高い。
さらに、成績が優秀な部下を相手にするときほど、建設的なフィードバックは難しいものなのだ。
優秀な部下は、すでに申し分ない業績を挙げており、はっきりとしたパフォーマンスの向上が必要ない場合もあるため、
面談などで何か言おうとするほど、上司は自分が細かいことにうるさく、厳しすぎるのではないかと思えてくるのだ。
一方、優秀な部下のほうも、仕事を改善しろと言われることに慣れておらず、
わずかに完璧でない点を示唆されたりすると、苦々しく思う場合もあるだろう。
しかし、できる部下のやる気を保ち、仕事への情熱を継続させるには、上司の適切なフィードバックが不可欠である。
わざわざ不愉快になる内容の面談をする必要はない。できる部下との面談を憂鬱に思うのではなく、
成果を大いに評価し、次のステップについて話し合える絶好のチャンスと捉えるべきだ。
(略)
http://president.jp.reuters.com/article/2010/07/23/E2D64526-8D76-11DF-85BF-730F3F99CD51.php