映画評論家・柳下毅一郎、ヤマカン映画を酷評! 「最悪の非映画。オレの人生に一ミリも必要ない」

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1 H&K PSG-1(千葉県)

  「私の優しくない先輩」オレの人生に一ミリも必要ない…というか一秒も見るところがない。
 今年見た「映画」の中でも最悪の非映画。なんなんだこれは。

 蓮實先生はかつて「撮影が良かったです」というのは映画に対する最悪の褒め方(他に誉める
 場所がないということだから)と言ったものだが、この映画、何より撮影が最悪。
 アイドル映画なのに。だいたい「毎日が涙が出そうに素晴らしい夕日」って言ってるカットが
 逆光でハレーション起こしてるって何よ!

 オレは一応中原なんかとは違って萌え文化も好きだしアニメにだって見るべきものはあると
 一貫して言い続けてるんだけど、こういうの見せられると「ゼロ年代?それゼロってことだろ?」
 とか言いたくなるよね、まったく…

柳下毅一郎・映画評論家
http://twitter.com/kiichiro

映画「私の優しくない先輩」PV
http://www.youtube.com/watch?v=C8EQgvocE7g