山本左近がセナと交代した原因はセナのチーム代表を批判したメールだったことが判明
ヒスパニア・レーシング(HRT)がイギリスGPでレースドライバーを交代させたのは、誤ってチーム代表コリン・コレスに送信されたeメールが原因だった可能がある。
HRTは否定したものの、ほかに妥当な説明がなかったため、スポンサー関連の問題によりHRTのレースドライバーであるブルーノ・セナがシートを失い、リザーブドライバーの山本左近がレースシートを獲得したと報じられていた。
また、今後のレースへ出場するため、左近側がチームへ500万ドル(約4億4,000万円)をオファーしたとの報道もあった。
しかし、イギリスGP開催中にHRTとセナ側がミーティングを重ねた末、次戦ドイツGP以降はセナがレースシートに復帰すると発表された。これにより、今回の一件には深い事情があるとの見方が広がっていた。
その事情について、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、あるeメールが原因だったのではないかと報じた。
この報道によると、セナがコレスやコレスの手法を激しく非難するeメールを作成し、誤ってそれがコレス本人に送信されてしまったとのこと。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は1戦のみのドライバー交代になったことについて、反抗的な態度を見せたセナに対する懲罰だったと解釈している。
その一方で『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、スポンサーからの支払いが遅れているため、当初はセナのチームメートであるカルン・チャンドックがイギリスGPでシートを失うおそれがあったと報じた。
http://topnews.jp/2010/07/13/news/f1/races/british-grand-prix/19475.html/2