千葉県と兵庫県の3家族10人が被害に遭った中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、
警察庁は9日、同庁幹部と両県警の捜査担当者約10人を13日から
中国に派遣すると発表した。
逮捕された製造元「天洋食品」(中国河北省)の元臨時従業員・
呂月庭容疑者(36)が、有機リン系殺虫剤メタミドホスを
注入したとされる同社工場の冷凍庫や、犯行に使用した注射器が
発見された下水道などを視察する。
2008年1月の中毒事件発覚以降、日本の警察当局が天洋食品に
立ち入るのは初めて。
今年4月、警察庁で行われた日中の情報交換会議で、日本側は、
同容疑者の供述や、中国公安省が押収した証拠の信ぴょう性を
確認するため、訪中を申し入れていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100709-OYT1T00931.htm