露スパイ10人の任務「ネットで誰でもできる」 (読売新聞)
【モスクワ=山口香子】ロシアのメドベージェフ大統領は、
服役中の西側スパイ4人に特赦を与えたことが9日明らかになった。
露側の釈放が4人にとどまったのは、米国が拘束したロシア人スパイ10人が
「極秘情報に近づいてさえいなかった」(露紙)証左などと受け止められている。
今回の交換条件について、露元情報機関幹部は9日、本紙に対し、
「米連邦捜査局(FBI)が今回拘束した10人の脅威を誇張していたことが
裏付けられた」と語った。ロシアでは、10人の任務は
「インターネットで調べれば誰でもできるもの」(英字紙モスクワ・タイムズ)との見方も強い。
事件が米側の策略だとの見方も根強く、9日発表された調査機関
「レバダ・センター」の世論調査では、53%が「米露関係を傷つけ
ようとする米情報機関の挑発」であると回答。拘束された10人が
「本物のスパイ」だと答えたのは10%に過ぎなかった。
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story/20100709_yol_oyt1t01016/