大森麻雀店強殺事件 東京で初の無期懲役判決
東京・大田区の麻雀店で従業員を殺害して現金を奪うなどした
罪に問われた男の裁判員裁判で、無期懲役の判決が言い渡されました。
鈴木勇夫被告(51)は去年10月、大田区の麻雀店で、従業員の伊藤猛さん(60)を
ナイフで刺すなどして殺害し、現金14万円などを奪った罪などで起訴されました。
裁判員裁判は先月29日から行われ、4日目の今月2日に判決が言い渡されました。
判決で、東京地裁は「警察に通報されると思い、殺害行為に及んだという動機は
誠に自己中心的で酌量の余地はない」と厳しく指摘し、検察側の求刑通り、
無期懲役の判決を言い渡しました。言い渡し後、裁判員を務めた男性は
「強盗殺人罪の法定刑は死刑か無期懲役しかない重いもので、
一般市民の私たちが裁いていいのか非常に悩んだ。
審理期間をもっと長くして考える材料を増やしてほしかった」などと話しました。
東京地裁で行われた裁判員裁判で、無期懲役の判決が言い渡されたのは初めてです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/200702042.html