「嫌いな級友」訴訟で和解 千葉市が200万円支払い
小学校時代の担任がクラスのアンケートで「一番嫌われている」と発表したため、級友からいじめを受けたとして、
千葉市内の男子中学生(14)と両親が市に約1100万円の賠償を求めた訴訟は28日、市側がアンケートは不適切
だったと謝罪し、和解金200万円を支払うことを条件に千葉地裁(三代川三千代裁判長)で和解が成立した。
和解成立後、中学生の母(46)は「前向きな気持ちでの和解ではない」と語り、千葉市教育委員会は「結果を公表した事実が
配慮に欠けた行為であり、生徒・保護者に謝罪を申し上げ、再発防止に努める」とのコメントを発表した。
訴えでは、中学生が市立小4年だった平成17年、担任は「好きな人」と「嫌いな人」の実名をクラス全員に書かせた。
中学生は一番嫌われているとして実名を発表されていじめを受けるようになり、転校した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100628/trl1006281218001-n1.htm