さくらのイチゴ農園で農業コンクール

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1 マイワシ(千葉県)

 第59回全国農業コンクール(毎日新聞社・青森県主催、農林水産省など後援、株式会社クボタなど協賛)に出場する
全国20代表に選ばれた、さくら市上河戸(かみこうと)の戸村弘一さん(54)、美代子さん(50)夫妻のイチゴ農園で25日、現地審査が行われた。

 同コンクール中央審査委員の稲本志良・京大名誉教授と、伊東正・千葉大名誉教授が審査。
現地審査に先立つ書類審査では、
両審査委員がイチゴの栽培規模などについて質問したほか、伊東名誉教授が「高い栽培技術を持っているのは分かるので、
自分たちの技術をはっきりアピールした方がいい」とアドバイスした。

 現地審査で戸村さん夫妻は、出荷するイチゴの選別を行う作業場や、県内農家の中でも最大級の規模を誇る2ヘクタールの農園を紹介。
階段状にした育苗装置を取り入れることで、一度に多くの苗を植えることができる「空中採苗」システムを導入したビニールハウスの説明などが行われた。

 農業経営学が専門の稲本名誉教授は「確かな技術力に裏打ちされて、立派な経営成果を上げている」と評価。
弘一さんも「審査委員の話を聞き、刺激を受けた。(全国大会では)入賞したい」と意気込みを語った。全国大会は7月8日、青森市で開かれる。
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100626ddlk09040133000c.html