外務省は、作成から30年以上経過した外交文書の「原則公開」制度を今月末にも始める。
第1弾として、1960年の日米安全保障条約改定や、72年の沖縄返還に関するファイル38冊を公開する。
外交文書公開の是非などを審査する同省の外交記録公開推進委員会
(委員長・西村智奈美外務政務官)がこのほど初会合を開き、岡田外相も了承した。
省内には、30年以上経過しながら公開されていない外交文書のファイルが約2万2000冊保管されている。
同委員会は今後、3か月に1回程度開かれ、公開の優先順位などを決めることにしている。
外相は「大まかなメドとして、年間6000〜7000冊を公開し、3〜4年で在庫がなくなる。
それ以降は毎年30年を迎えた文書を(原則、自動的に)公開していく」と話している。
(2010年6月21日10時35分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100621-OYT1T00303.htm [スレ立て依頼所169]