http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20100620-OYT8T00230.htm?from=yolsp 取らぬなら 取るまで待とう ハゲ隠し
「結婚を考えている彼のカツラを偶然知ってしまったが、彼はまだ私に打ち明けてくれない。どうしたら……」。
インターネットの掲示板「発言小町」に寄せられた相談に、「彼のコンプレックスをわかってあげて」「隠し事される
のは嫌」などの意見が寄せられた。結婚で大事なのは、思いやりか、信頼か。みなさんはどう思いますか。
投稿主の女性(26)は、1歳年上の彼と交際して半年。「はっきり聞くか、知らない振りをするか、皆さんなら
どうしますか」と問いかけた。
これに対し、「彼はコンプレックスを抱えて悩んでいるはず。自分から言い出すまで待ってあげて」という意見が
多く寄せられた。カツラを使用しているという40代男性は、「出来れば待ってほしい。自ら言い出すのは相当
勇気がいる。女性が気にならないと言ってくれても、一番気にしているのは本人」と訴えた。
しかし、女性たちからは、「隠し事がある関係は嫌。私ならはっきり聞く」という意見もみられた。
「薄毛の有名人の名前を挙げて、薄毛の人が嫌いではないことをこつこつアピールし、彼の方から話してくれるのを
待つ」などと提案する人も。
また、「彼がいつ打ち明けてくれるかで見極める。結婚後も秘密にしようとするのは問題」という意見がある一方で
「私の主人もカツラです。主人の口から明確に聞いたことはありませんが、本人が言いたくないなら別にいいと
思っています」という投稿もあった。
カツラメーカー「アデランス」の広報担当者は、「女性の場合は、ファッションの一つとしてカツラや付け毛を利用し
周囲にもフランクに話す人が多いが、男性は隠したいという気持ちが強いケースが多い」と話す。
「カツラーの秘密」「カツラーの妻(おんな)たち」などの著書があり、自らもカツラー(カツラ使用者)であるスポーツ
ライターの小林信也さんは、「カツラのことを打ち明けたら、恋人を失うかもしれない。彼女を大事に思えば思うほど
打ち明けるのは難しいものです」と言う。