ソフィア・コッポラ、新作予告編を公開

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1 ボララス(千葉県)

ソフィア・コッポラの新作映画「Somewhere」の予告編映像が公開された。前作『マリー・アントワネット』とはうって変わって、
2003年公開の『ロスト・イン・トランスレーション』を思い出させる世界観が話題を呼んでいる。

12月22日に全米公開予定の今作は、スティーヴン・ドーフ扮するハリウッドの俳優が主人公。
ダコタ・ファニングの実妹、エル・ファニングが、疎遠となっていた娘のクレオ役を演じている。
映画には他にもベニチオ・デル・トロやミシェル・モナハンが出演するとのこと。

『ロスト・イン・トランスレーション』は前夫スパイク・ジョーンズとの結婚生活にインスピレーションを受けていたと報じられていたが、
今作は映画『ゴッドファザー』などを手掛けた父フランシス・フォード・コッポラとの、幼少期の父娘関係がヒントとなっていると噂されている。
また、東京・新宿のホテル、パークハイアット東京に代わって、今作ではロサンゼルスのセレブ御用達ホテル、シャトー・マーモントが舞台となっている。

一方で、音楽にも定評のあるコッポラ作品。1999年の『ヴァージン・スーサイズ』ではアル・グリーンやトッド・ラングレンをフィーチャーし、
18世紀のフランスを舞台にした2006年公開の『マリー・アントワネット』ではニュー・オーダーやエイフェックス・ツインの楽曲を起用していた。

今作ではコッポラのパートナー、トーマス・マーズがフロントマンを務めるフェニックスが音楽を担当。
予告編映像で使用されているのは、「I’ll Try Anything Once」という曲で、2006年にリリースされたザ・ストロークスの楽曲
「You Only Live Once」のローキーなデモ音源だ。ニック・ヴァレンシの親密なキーボードの演奏と、
フロントマンのジュリアン・カサブランカスが囁くような歌声が、映像と見事にシンクロしている。
http://hps.mtvjapan.com/mediacms/images/news_c01c80d56b925c512974cdceb2adfb09.jpg
http://www.mtvjapan.com/news/cinema/17898