口蹄疫問題で公的施設233か所閉鎖…宮崎県
口蹄疫問題で、宮崎、都城、日向市と県は、公的施設の少なくとも計233か所を当面の間、閉鎖することを決めた。
不特定多数の人が集まる行事などを中止し、感染の拡大阻止を図る。
宮崎市は、発生農場近くの総合運動施設「生目の杜運動公園」など81施設を閉鎖する。
市総合体育館や各地区の体育館も軒並み休館に。県も県立図書館や県総合博物館、
県立美術館など市内の5施設を一時的に閉める。
都城市は、都城島津家の史料を公開する歴史資料館「都城島津邸」など127施設の閉鎖を決めた。
資料館は開館から2か月半で予想を上回る約9000人が来館していただけに、
中島幸二館長(52)は「多くの人に展示を見てもらいたかった」と声を落とした。
日向市でも市立図書館や若山牧水記念文学館など20施設を休館にした。
記念文学館は15日から予定していた企画展「牧水と自然」を延期した。
学芸担当の荒砂正伸さんは「少しでも早く終息させるため、できることをやるのが大切」と理解を示した。
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