火事になった自宅から愛犬4頭を救い出した45歳のイギリス人女性が、
2階に寝ていた孫の存在をうっかり忘れて避難してしまい、罪悪感にさいなまれているという。
「デイリー・メール」ほか各紙が報じたところによると、事件は今月7日の午前7時20分、
ロンドンにほど近い学園都市コベントリーで発生した。
マンディ・ハンズさんが立ちこめる煙に目を覚ますと、キッチンから猛火が吹き出していた。
マンディさんは慌てて愛しい4頭のグレー・ハウンドを呼び寄せ、迫り来る炎をかいくぐって、
無事、火災現場から脱出に成功した。
エイミー、アーニー、マニー、クライドの4頭に怪我はなく、ほっとひと安心したマンディさん。
その時、2階に11歳の孫カーティス君が寝ていることを思い出した。
幸いカーティス君は消防士によって2階の窓から救出されたが、血を分けた孫より
ペットを優先してしまったマンディさんは激しい自己嫌悪に陥っているという。
「大切な孫をベッドに置き去りにしたという事実は拭い去ることができません」
この日、カーティス君の両親は親戚の家に泊まりに行っていて留守だった。
火元は前日の朝に使ったトースターと見られているが、火災報知器の電池が切れていたため
気づくのが遅れたらしい。
マンディさんとカーティス君は煙を吸い込んだことによる気管の熱傷のため、大学病院へ搬送されたが、
グレー・ハウンドたちは至って元気だという。
http://www.petoffice.co.jp/wpn/news.cgi?shop=honten&no=n2010061201