アメリカ学生寮のトレンドは「性別でルームメイトを決めない」
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20100610/1025434/ 数カ月前、スタンフォード大学の学生寮を見学する機会を得た。
アメリカ有数の私立大学とあって、その豪華さにびっくり。新旧いろいろな建物があるが、
どれも日本で学生寮という言葉から想像する場所とはかなり異なっていた。中庭がある、
まるでリゾートホテルのような寮、大きなラウンジにグランドピアノが置かれている寮、
地下にテレビを見る部屋やピンポンを楽しむ娯楽室のある寮などなど。
2〜4人部屋が多いらしく、それもベッドとデスク、クローゼットなどが造り付けのゆったり
した造りである。大学院生で結婚していたりすると、夫婦寮という、アパートと大して違わ
ないような立派な住まいも与えられる。
「優雅なことだなあ」と感じることしきりだったが、日本からは、あるいは私の世代からは
想像がつかないようなこともあった。男女共同寮である。
一般的に「co-ed」と呼ばれる男女が一緒に入居する寮は、以前からアメリカの大学には
あったし、今では日本でも珍しくないのではと思う。階ごとに男女を分けるとか、一部屋ずつ
男女部屋を交互に並べるとか、そんな工夫もいろいろあった。
だが、今のco-edはまったく違う方法で採り入れられているのだ。
(続く)