http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100609-00000115-mailo-l42 6月9日11時52分配信 毎日新聞
他人の住居に侵入し、わいせつ目的で女性の体を触ったうえ、けがをさせたなどとして強制わいせつ致傷などの罪に問われた南島原市の無職、浅田孝明被告(23)の裁判員裁判は8日、長崎地裁(松尾嘉倫裁判長)で結審した。
検察側は懲役6年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求めた。
判決公判は9日午後4時。
証人尋問、被告人質問では裁判員5人が質問した。
犯罪者や薬物中毒者が入所する施設が、被告を受け入れる意向を示した点を踏まえ、男性裁判員は被告に、どう更生するか質問。
被告は「心を強くしたい。我慢できなかったものを我慢する」と答えた。
検察側は論告求刑で被害に遭った女子児童は精神科に通い、女子生徒は1人で眠れなくなったとし「心身の発達に与える影響を考えるといたたまれない」とした。
弁護側は最終弁論で、被告が事件後に日記や、被害者への謝罪文を書くことで「反省の気持ちを深めた」と主張した。【釣田祐喜】