炭谷俊樹氏の「第3教育」を読んだ。
その炭谷氏の指摘のなかで、参考になったものを書いておこうと思う。
1.いろいろな子どもを見て思うのは、自分で動くという基礎ができあがるのは3歳〜6歳くらいまで。
その頃に「ああしろ、こうしろ」と言われ続けていると、子どもは動けなくなってしまう。
2.かなり多くの親が、子育ての途中で子どもの学ぶ意欲や好奇心をつぶしている。「○○ちゃん、そんなことしちゃだめ!」と。
3.社会で活躍しているひとに少年期の過ごし方を聞くと、はっきりとした共通点がある。
(1)自然とのふれあいが多い。
(2)興味をもったことをかなり徹底的に打ち込んでいる。特に何かものづくりをしていたひとが多い。
(3)興味の対象に打ち込むことを親が邪魔していない。
(4)学歴は関係ない。受験勉強のために自分が好きなことを邪魔していない。
⇒自然とのふれあい、創造活動を通じて、自分なりの試行錯誤を経て統合力、判断力が身に付いたのだと考えられる。
4.最初は問題解決力とかコミュニケーション力に着目していたけれども、次第に、夢、好きなこと、
やりたいことがわかっていることが最も大切だということが分かってきた。そのためには、人との出会いが大切。
5.日本の教育が社会で役に立たない理由は知識中心だから。
社会で必要なのは、理解⇒応用⇒分析⇒統合⇒ 判断(ブルームの試行レベル)といった高次のものである。
http://d.hatena.ne.jp/nsjisc/20100608/1275946933 依頼
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