鳥獣駆除中に自分らが駆除、2人死亡

このエントリーをはてなブックマークに追加
69 アカメ(東京都)
<猟銃>害獣駆除中に2人死亡 仲間を誤射し自殺か…京都

 5日午後2時20分ごろ、京都府福知山市猪野々の山中で事故があった、
と119番があった。シカやイノシシの猟銃駆除に来ていた男性らが、仲間の同市堀、
印刷業、中嶋慶喜さん(67)と、同市かしの木台、会社員、三宅諭さん(65)が血を流して
倒れているのを発見、府警福知山署が2人の死亡を確認した。

 同署によると、発砲音で仲間が駆け付けると、三宅さんが頭を銃で撃たれ倒れていた。
その後、再び発砲音がし、南約100メートルの場所で中嶋さんが胸から血を流して倒れて
いたという。いずれも猟銃がそばにあった。

 捜査関係者によると、中嶋さんはこの直前、兄(69)に「人が倒れたみたいや。救急車を
呼んでほしい」と携帯電話をかけていたという。また仲間には「えらいことをしてしまった。
死ななあかん」と無線連絡していたという。同署は中嶋さんが誤って三宅さんを撃ち、
苦にして銃で自殺した可能性があるとみて調べている。

 同署や福知山市などによると、2人は市有害鳥獣駆除隊のメンバーで、
猟銃の所持許可を得ていた。この日は駆除期間の初日で、
現場付近では午前9時ごろから5人が市の依頼で入山していた。

 現場はJR福知山駅北西約9キロの山中。【佐藤孝治、瓜生貴一】