「阿波おどりロード」計画発表
徳島市の公園緑地課職員の不祥事について、市は2日の市議会建設委員会で同問題の経過を
報告して陳謝。また、市中心部に「阿波おどりロード」を設けるなど、鉄道高架事業に伴って進める
JR徳島、二軒屋両駅周辺の街づくり計画の素案を発表した。
同委の冒頭、敷島徹・都市整備部長は、同課の男性技能主査(45)が、後輩の男性技能主査
(37)の街路樹パトロール調査報告など仕事の進め方が気にくわないとして、4〜5月の勤務中に
3回、胸ぐらをつかむなどした問題を報告。後輩主査は同14日に課長らに相談し、28日に徳島東
署に被害届を出した――と説明し、「市全体で不祥事の再発防止に取り組む中で申し訳ない。指
導を徹底します」と陳謝した。
また、久米好雄・水道局長も、同局の男性技師が勤務後に後輩を殴り、3月に暴行容疑で書類
送検された事件を報告、謝罪した。
一方、素案は市中心部で、助任川北岸からJR徳島駅に全長190メートルの歩行者・自転車回
廊「阿波おどりロード」を設け、桟敷席を置けるような広場を整備する計画。ほかにも、一番町商店
街を社会実験としてモール化し、二軒屋駅周辺では地域交通の要となるような東西、南北軸の道
路整備を進める。
(2010年6月3日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100602-OYT8T00971.htm