長女に熱湯をかけた母親を起訴 「かわいくない」と供述
堺市南区で4月、長女(1)が熱湯をかけられる虐待を受けたとされる事件で、傷害容疑で
逮捕された母親の無職井上夢麻容疑者(23)が「未熟児で手がかかり、産後からかわいいと
思えなかった」と供述していることが1日、大阪地検堺支部への取材で分かった。
井上容疑者が「シャワーのノブを最高温度に回して(熱湯を)かけた」と供述していることも判明。
給湯システムの性能から熱湯は約62度だったとみられる。堺支部は同日、傷害罪で起訴した。
起訴状によると、井上被告は4月9日午後8時半ごろ、府営住宅の自宅浴室で、長女凜桜ちゃんの
尻や右太ももにシャワーで熱湯をかけ、皮膚がめくれる重傷を負わせたとしている。
大阪府警南堺署によると、逮捕時は「温度を確かめずにシャワーをかけた」と容疑を否認していたが、
その後「尻を洗ってきれいにしたのに泣きやまず、イライラしてやった」と説明。「(泣き声を)
近所に聞かれたらまずいと思ってすぐ止めた」と供述した。
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060101001012.html