「豊浦いちご」直売所続々オープン

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1 ヘラヤガラ(千葉県)

 豊浦町の国道37号沿いでは、特産「豊浦いちご」の直売所が続々と店開きし、鮮やかに赤く染まったもぎたてを買い求める客で活気づいている。
今年は日照不足で生育は遅れ気味だったが、出来は上々という。

 東雲町の中川農園(中川キクエ代表)では、ハウス6棟で「けんたろう」を栽培。
毎朝7時に摘んだイチゴが朝露が付いたまま、1時間後には同園近くの店先に並ぶ。
色、つや、形は良好で「水分を多く含み、実が引き締まっている。
冷蔵庫で冷やしたものより摘みたてが一番」という。

 室蘭地方気象台によると、胆振西部は今季、例年に比べて雨が多く、豊浦では4月の日照時間が平年値に比べ40時間ほど少なくて、実が赤く熟すのに時間がかかった。
5月に入りようやく春らしい陽気が続き、出荷も安定。沿線に連日、直売所ののぼりが立つようになり、イチゴのマチに遅い春が訪れている。

 けんたろうは1パック300グラムで、最も粒が大きい2Lが550円、標準的なMサイズは450円。大きいサイズから売れていくが「味は一緒。
小さくても甘みがぎゅっと詰まっていますよ」とアピールしている。町内の直売所は7月中旬ごろまで開設している。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/05/28/20100528m_07.html