県産イチゴ「さがほのか」リキュール　全国に展開

佐賀市大和町の「大和酒造」（北島恭一社長）昨年新発売して好評を博した県産イチゴ
「さがほのか」を使ったリキュールの全国展開を始めた。
味やパッケージを改良、リキュール需要の高い大阪や福岡など都市圏をターゲットに売り込む。


　商品名は「いちごリキュールさがほのか」。イチゴの甘さを生かした日本酒ベースのリキュールで、
昨年７月に県内のスーパーなどで売り出し、特に若い女性から好評を得たという。
２年目の今年は製造本数を４千本から１万本と大幅に増やし、５月上旬から県外に出荷している。
６月１日からは県内でも販売をスタートさせる。


　今年は漬け込み時間を短めにしてイチゴの味わいとさわやかさを両立、少量のラズベリーを加えることで色合いに鮮やかさが増した。
瓶を包むパッケージにはすき間があり、色や残りの量が分かるようにした。


　プロの料理人から「料理の隠し味にも使える」とアドバイスを受け、ゼリーやステーキソースの材料などとしても提案している。
同社は「業務用など幅広い展開を考えていきたい」と話す。


　３００ミリリットル入り、アルコール度数11度。価格は九州内８９０円、九州外９４３円。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1644551.article.html