豊浦・いちご豚肉まつりも中止、農家の心情に配慮

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1 ヘラチョウザメ(千葉県)

 豊浦町恒例の「いちご豚肉まつり」を主催する実施委員会は26日、緊急の会合を開き、イベントの中止を決めた。
宮崎県で拡大する家畜の伝染病・口蹄(こうてい)疫に対する予防措置。
胆振管内で畜産イベントの中止は、白老町の牛肉まつりに続いて2例目。
「洞爺産業まつり」も31日に実施委員会を開くが開催は難しそうだ。
このほか、道内各地のイベントも軒並み中止となった。

 今回で39回目を数えるいちご豚肉まつりは、豊浦特産のイチゴとSPF豚をメーンとした初夏を代表するイベント。
毎回、4万人前後の来場客でにぎわっている。
今年も例年通り開催の予定だったが、全国的に口蹄疫に対する警戒が高まり、感染防止のため、
道内各地で畜産イベントの自粛が相次いでいることから、実施委員会は同日、急きょ会合を開き、中止を決めた。

 実施委は「現時点で発生していないが、感染防止が最優先」と理由を説明。
「防疫態勢はとっているが、生産現場からはリスクを承知で開催するより、中止を望む声が多い」と畜産農家の心情に配慮した。

 同まつりでは、フルカラーのチラシ3千部、ポスター100部を印刷、配布済みだった。

 一方、7月4日に洞爺湖町洞爺地区で開催予定の「とうや湖和牛」のバーベキューを味わう「洞爺産業まつり」も31日に実施委員会を開き、対応を協議する。

 また、道内ではヒマワリ畑に巨大な迷路や、「雌阿寒岳山開き」(足寄町)は中止になったほか、札幌市の「さっぽろ羊ケ丘展望台」も羊の放牧を休止。
旭川市の旭山動物園は、ヤギや羊に触れることができた「こども牧場」を眺めるだけに変えるなどの措置が取られている。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/05/27/20100527m_07.html