米マイクロソフト、「Xbox」育ての親が退任
2010/5/26 10:19
米マイクロソフト(MS)は25日、ゲームや携帯電話向けの事業を率いた娯楽・
機器部門トップのロビー・バック氏が今秋で退任すると発表した。
バック氏はMS在籍が22年に上るベテラン。業務用ソフト「オフィス」を手がけたほか、
2001年の家庭用ゲーム機「Xbox」発売時にゲーム部門トップを務め、
同事業をソニーや任天堂の対抗勢力に育てあげた。
バック氏はスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)の後継者候補と目されたこともあったが、
主力の法人向け事業や基本ソフト(OS)部門の業績が復調するなか、
担当する一般消費者向けの事業が米グーグルや米アップルの攻勢を前に苦戦。
携帯電話向けの新型OS「ウィンドウズフォン7」や、全身を使って感覚的に
操作するゲーム機向けの新技術「ナタル」の実用化にメドを付けたところで、
部門トップを交代し、新体制で巻き返しを狙う。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE0E4E2E3E28DE0E4E2E7E0E2E3E29C9C91E2E2E2