援護なし 腰も良くない 0勝7敗の川上「勝ち方が分からない」
ブレーブスの川上憲伸投手は25日、マイアミでのマーリンズ戦に先発で6回を1本塁
打を含む7安打、3失点だった。2―3の七回の攻撃で代打を送られて交代。勝ち星な
しの7敗目を喫した。チームは4―6で敗れた。
執着心を見せたマウンドだったが、またも今季初勝利はならなかった。9度目の先発
となった川上は地区2位を争うマーリンズに6回3失点。昨年8月31日に同じ球場、同じ
相手に挙げて以来、勝ち星から遠ざかり「負けに慣れているというか、勝ち方が分からな
い」。いら立ちすら見せず、淡々と話した。
またも打線の援護に恵まれなかった。球団によると、この試合まで川上が先発した試合
でのチームの平均得点は2・70。ナ・リーグの先発投手の中で6番目に低い数字という。
ただ、この日の川上は逆転した直後の3回、先頭打者に同点本塁打を浴びるなど、決して
リズムのいい投球とはいえなかった。
前回の登板中に痛めた腰も万全ではなかった。「腕が振れなかった」ため、球威が出な
い直球主体でなく、制球難だったツーシームを再び多投。6回まで粘り強く投げたが、報
われなかった。
1勝が遠い右腕は「勝つ投手は多いでしょう。6回3失点だったら。ちょっと油断したらす
ぐ負ける。頑張って頑張って負けがなくなる、という感じ」。流れの悪さを嘆いた。 (共同)
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20100526049.html