『じょうろ』に頭を突っ込んで抜けなくなった小狐
イギリスのある家族の家の庭で、1匹の小狐が発見された。小狐は庭においてあった
園芸用のじょうろに頭を突っ込んで自力で取れなくなり、鳴いていたのだ。地元の動物
救急センターに助けを求め、小狐は無事にじょうろから救出された。
イギリスのサリー郡の小さな町で、この事件は起こった。4日(現地時間)夕方、庭で動物の
鳴き声がするので、見てみるとステンレスのじょうろに頭を突っ込んで抜けなくなっている
小狐がいた。まだ小さく、後に生後4週間と診断された。
発見した家族はどうにか頭を出してやろうと思うのだが、一向にうまくいかなかったという。
救出にしようと取り組むこと6時間。自分たちではもはや救出は難しいと判断した家族は、
地元の動物救急センターに電話をして、助けを求めた。そして小狐を連れて深夜に動物
センターを訪ねた。
センターのサイモン・コーウェルさん(58歳)は、すぐに救出に取り掛かり、20分で小狐の頭を
すっぽりとじょうろから外した。小狐は驚く様子もなく、つぶらな瞳で周囲を窺った。幸いにケガ
もしていない。小狐はヤコブと名付けられて、センターで保護されることとなった。
「ヤコブは全く元気です。非常に空腹だったらしく外した時は唾液を出していましたよ」とコーウェルさんは
語った。センターはヤコブを親元に帰してやれるように、母狐を探し出しているとのことだ。
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