女子高生「もっと知りたいなラオスのこと」

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1 アカエイ(アラバマ州)

高知市立高知商高(同市大谷)が東南アジアのラオスで続けている学校建設活動が、今年で17年目に入った。
物販などで資金を集め、これまで小中高校計6校の建設に貢献。7日、昨年度に集めた学校建設資金85万1208円が高知ラオス会に手渡された。
今年からは現地からの要望を受け、新たに職業支援も視野に入れ活動していく予定だ。

以前建てた学校の老朽化とともに、課題として浮上しているのが、職業訓練の支援を望む現地からの声。
今夏のラオス研修では、職業訓練支援ができるかどうかの調査も実施する予定だ。海外資本が流入し、現地の住民の生活や価値観は急激に変わっているという。
「伝統の織物を守れるようなサポートもできたら」(岡崎伸二教頭)と、活動の方向性は学校建設以外にも広がりを見せつつある。

この日同校体育館であった創立112周年の記念日交流会で、生徒会執行部が全校生徒約840人を前に、昨年度のラオス学校建設活動を報告。
企業関係者らを対象に開いたはりまやばしの商品説明会などについて説明した。ステージ上で目録を受け取った同会の浜田康会長(77)=南国市=は
「真心のこもった建設資金。相談しながら有効に使いたい」と謝辞を述べた。

生徒会長の武森里緒さん(3年)は「ラオスの子どもたちのために使ってもらいたい」。
今年初めてラオス研修に参加する後藤巴菜さん(2年)は「現地の基本の生活を見て、悲惨なところ、発展しなければならないところを知りたい」と意気込んでいる。

http://mainichi.jp/area/kochi/news/20100508ddlk39040660000c.html