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396 エトマロサ・フィンブリアタ(愛知県)
病院「ワクチン買い取れ!」 長妻「断る!」

新型インフルエンザの感染者が国内で初めて確認されて9日で1年。流行が沈静化するなか、
ワクチンが大量に余り、国に買い戻しを求める動きが広がっている。16都府県の医師会などが要望書を出したが、
厚生労働省は「次の流行がくる可能性がある」などとして受け入れていない。

 大阪市の拠点病院、市立総合医療センターには、ワクチン3500回分(成人換算)が保管庫に眠っている。

 昨年11月から12月に、市民向けに計約1千万円分(計6600回分)を購入。11月中旬の予約開始日こそ
700人が殺到した。だが、大阪府の流行は昨年10月末をピークに下り坂となり、需要は購入量の半分もなかった。
ワクチンの有効期間は長いものでも1年。「在庫が大きく減らないまま期限が切れるかもしれない」と担当者は話す。

 新型インフルエンザのワクチンは、買い占めなどを防ぐため、国が製薬会社から買い上げ、
都道府県が需給調整をして医療機関が購入する仕組みだった。昨年7月から製造された国産品は
10月に供給され始めたが、ピーク時には足りず、11月下旬ごろから大量に供給された。
厚労省によると、国産品だけで全国の医療機関に197万回分、約29億円相当(2月12日現在)の在庫がある。

 要望書は、まず千葉県が1月20日付で「ワクチン接種事業の実施主体は国だった」として提出。
大阪府医師会は3月11日、橋下徹・府知事らと連名の要望書を民主党副幹事長や厚労省に出した。
「行政が需給調整に介在し、大きなタイムラグが生じた」と指摘し、「今後、医療機関が損失リスクを恐れ、
ワクチン事業に重大な支障が出る」と買い取りを求めている。

以下略
http://www.asahi.com/national/update/0508/OSK201005080100.html