【速報】新規制システム Viva Samba カーニバルが突破される

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952九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.92 ID:E4WJrJFH
「雪さんが一緒で良かったよ」
953九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.93 ID:E4WJrJFH
「花梨が、僕と?」
954九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.93 ID:E4WJrJFH
「最近さ、誰かに見られてるような気がするって言ったでしょう? あれ、あの人の視線だったみたい」
955九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.97 ID:E4WJrJFH
 僕は彼女に歩み寄ると、肩に手をかけもういちど口づけをした。
956九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.97 ID:E4WJrJFH
「うん…ううん、駄目。どっちも僕のだ」
957九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.97 ID:E4WJrJFH
「もう…キミ、ちょっと意地悪だよ」
958九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.95 ID:E4WJrJFH
 そして、意識は闇の中へ…。
959九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.98 ID:E4WJrJFH
 ただ、捨て置かれ、見放された場所。
960九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.00 ID:E4WJrJFH
 どうしてなんだろう?
961九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.00 ID:E4WJrJFH
 僕は後ろから彼女を抱きしめるようにしスパッツの中に手を差し込んだ。
962九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.02 ID:E4WJrJFH
「あーん」
963九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.02 ID:E4WJrJFH
「くぉの…」
964九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.04 ID:E4WJrJFH
 波が引くように音が消え、意識が体から切り離される。
965九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.04 ID:E4WJrJFH
 あのとき、雪さんがほっぺたにキスをしてくれたんだ。
966九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.09 ID:E4WJrJFH
「ぁ…うん」
967九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.10 ID:E4WJrJFH
「! や、やめなよ、花梨」
968九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.11 ID:E4WJrJFH
「私も見てたけど、誰も…」
969九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.10 ID:E4WJrJFH
「借りたものを返しただけ。さっ、用が済んだら帰って帰って」
970九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.10 ID:E4WJrJFH
「あのね」
971九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.13 ID:E4WJrJFH
「あのとき…急いで抱いてもらおうとしたのは、自分の気持ちを証明したかったからなのかもしれない」
972九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.15 ID:E4WJrJFH
 自分が落ち込んでいる時に、人の元気な声を聞いた場合、二種類の反応があるように思う。
973九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.15 ID:E4WJrJFH
「でも、雪さん、自分でしてるとき、すごく気持ち良さそうだった」
974九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.15 ID:E4WJrJFH
「お願いします。思い出に…したいんですの」
975九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:25.14 ID:E4WJrJFH
「ふーん。ねえねえ、ホントにぜんぜん覚えてないものなの?」
976九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.23 ID:E4WJrJFH
「精神的なものみたいだ。怖いんだよ、どうしても」
977九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.25 ID:E4WJrJFH
「和泉ちゃん、走ると転…」
978九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.25 ID:E4WJrJFH
「キミは!」
979九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.27 ID:E4WJrJFH
 この状況で、彼女が僕に嘘をつく意味がない。
980九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.28 ID:E4WJrJFH
 そろそろ後かたづけを、という雪さんを残して、僕は部屋へ引っ込むことにした。
981九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.29 ID:E4WJrJFH
「…あったかいし、嫌いじゃない」
982九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.31 ID:E4WJrJFH
「こんにちは…」
983九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.31 ID:E4WJrJFH
「人に慣らされたキツネは、逆に人の世界で生きていく力を失ってしまう――そういうことだね」
984九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.33 ID:E4WJrJFH
「お姫様が目を覚ますために、王子様がすることって、ひとつしかないよ」
985九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.34 ID:E4WJrJFH
 舞台の裏手に走る。
986九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.35 ID:E4WJrJFH
 花梨が和泉ちゃんの胸の辺りを触っているのが見えた。
987 スリースポットグラミー:2010/05/05(水) 11:29:26.12 ID:VVvkiYcx
なんで紅白あんなに下手糞だったの?ねえ奈々オタ教えてよ
988九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.36 ID:E4WJrJFH
 明日っていうのは、そんな日常。
989九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.37 ID:E4WJrJFH
「なんだって?」
990九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.39 ID:E4WJrJFH
 もしかしたら、ここが病院だっていう話は、嘘なのかもしれない。
991九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.40 ID:E4WJrJFH
『おねがい…マリアを助けて…』
992九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.41 ID:E4WJrJFH
 ゆらゆらと像を失い、不確かになっていく、確かだったモノたち。
993九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.43 ID:E4WJrJFH
 でも、苦しんでいるのは、僕だけじゃなかった。
994九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.43 ID:E4WJrJFH
「…気持ちいい?」
995九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.45 ID:E4WJrJFH
 あの場では、夢が覚める覚めないより、女の子を射抜くという結末に対する恐怖が先に立っていた。
996九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.45 ID:E4WJrJFH
 漠然とした不安みたいなものを感じながら、僕はひとり、家路についた。
997九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.46 ID:E4WJrJFH
「誰が、あんたみたいなひねくれ者をつかまえて、可愛いなんて言いますか」
998九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.49 ID:E4WJrJFH
「これよ、これ」
999九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.48 ID:E4WJrJFH
 安堵の声を上げたのは、さっきの子とは対照的、いかにもおとなしげな女の子だった。
1000九鳳院 紫 ◆aLICeotiAI :2010/05/05(水) 11:29:26.49 ID:E4WJrJFH
 くすくす、意地悪げな笑い。
10011001
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もう書けないので、新しい職を探して下さい。。。

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